「本当の自分」と「表の自分」②

「本当の自分」と「表の自分」②

tatsuです。前回の記事、『本当の自分と表の自分』の続きです。

前回の記事で本当の自分でいられない、本音が言えない理由の1つは家庭環境にあると書きました。家庭での人間関係はそのまま外の人間関係にも関係します。家庭内で本当の自分を出せないと、外でも本当の自分でいられないと思います(必ずしもそうではないかもしれませんが多くの場合は当てはまると思います)。

本当の自分でいられない2つ目の理由は文化的な問題です。

日本では失敗が許されません。歴史的に見ても、武士は失敗をしたら切腹をして責任を取らなければなりませんでした。会社でも失敗をすると辞任という形で責任を取ります。失敗が原因で自殺する人も多いのではないでしょうか。武士の切腹は現代でも続いているのです。

日本は失敗が許されない文化が根強く残っています。失敗をしないために安全な道に進もうとします。これでは怖くて自分を表現することなどできません。本当の自分でいるより、自分を抑え、表の自分で生きた方が無難で安全なのです。

あるカウンセラーがこんなことを言っていました。

「恐怖のあるところに自由意志はない」

多くの日本人は自分のことを自分で決められません。これは失敗する不安や恐怖が強いこと、自分を抑えて表の自分で生きてきた結果だとも言えると思います。

また、日本には「許し」がありません。ニュースを見ていても、芸能人が失敗を犯すと徹底的に裁きます。こんなにメディアでコテンパンにされては復帰できなくなるのではないか?この人は今後どうなってしまうんだろう?世間から見放され、これから生きていけるのだろうか?と思ってしまいます。

誰も好きで「表の自分」を作って生きているわけではありません。誰でも「本当の自分」でいたかったと思うし、そう願っていると思います。「表の自分」を作らなければならない理由があるのです。

「本当の自分」でいられないのが生きにくさ、息苦しさに繋がっていると僕は思います。この生きにくさから解放されたいと思っている人は多いのではないでしょうか。

本当の自分になる最初のステップとして、誰かに本当の自分を見つけてもらい、受け止めてもらい、愛される必要があります。人は愛を吸収し、少しずつ心が強くなります。大切なのは、「表の自分」ではなくて「本当の自分」が愛されることです。本当の自分が愛されると、本来その人が持っている個性が出てきますし、人を愛する力や決断する力がでてきます。

いつか日本に住む人々が表ではなく、「本当の自分」で生きられる日がくることを願っています。

tatsu