tomoです。
まだまだ暑いですね。
でも少しずつ秋らしくなってきたな~と思うと、
1つの季節も短いもんだなと思います。
その短い季節の中に、その日その時しかない輝きがあり、美しさがあります。
私は、黄金の夕焼けがすべてを照らす時間が、秋の風景の中ですごく好きです。
私たちの人生も、辛い季節、明るい季節、いろんな季節があります。
でもそれらすべてが重なって、その人にしかない
かけがえのない美しいストーリーが創られていくのだと思います。
美しい景色を見て、ただ時を忘れぼ~~~~っと・・・
そんなゆっくりとした時間を過ごすことって、
昔の私はできなかったなぁ・・・と、昨日ふと思いました。
逆に、『何もせずには生きていられなかったロボット人生』だったと思います。
一生懸命走って走って、疲れ果てて倒れこんでもまた起き上がって、
何かに急き立てられているような焦燥感と不安に襲われて
胸がバクバクしながら、また走り続けて・・・
「疲れ」を感じるセンサーすら機能を失い、
私は止まることのできない電車のようでした。
「何もしていない私は、存在していてはいけない。」
「何もできない自分には価値がない。」
こう思っていました。
カウンセリングを通して、
このような深いところに隠れていた思いの1つ1つを取り出し、
自分の感情や過去の記憶を取り戻していきました。
私がそのように思ってしまったのは、
親が求めることができない自分、
親が望むことを言えない自分、
何に対してものんびりでテキパキできない自分を、
殴る親がいたからでした。
私は躾という名前の元に、ひどく殴られて育ちました。
手足は真っ赤に腫れ上がり、
ショックのあまり過呼吸で倒れるほどの毎日でした。
こんな子供時代だったので、生き延びるために必要だったのは、
親が求めることをする「ロボット」になることでした。
より速く、より正確に物事をこなし、
親が望むようなことを話し、親が望むことをすぐに察知する。
そしてより好かれるような「いい子」になることが
私が生きていくための必須条件でした。
それでも、「てんでいい子になんかなれっこない、出来損ないロボット」の私でした。
でもすごくかわいかったな~と今は思います。
「より速く・・・より正確に・・・人に嫌われない良い人に・・・」
これは日本社会の多くの場面で、特に仕事の場面でよく見かけます。
表の笑顔だけ身につけて、ただ動くこと、「よいこと」をこなすロボットがたくさんいます。
でも心の中は泣いているのが見えます。
本当は、何もしなくても愛されたいと叫んでいるのです。
あなたは、何もできなくてもいいんです。
何もしなくても、愛されている存在です。
何ができるか、何ができないかなんて何にも関係ないのです。
赤ちゃんが生まれた時は、何もできません。
ただ両親の愛情、保護を受け取るだけです。
そのように、あなたも愛情を受け取り、
安心して休んでいいんです。
止まっていいんです。
頑張りをやめていいんです。
愛されるために動き、認められるために働く必要はありません。
そのために動いているなら、いつか燃え尽きて
誰にも認められないことに怒りを感じてしまいます。
この世界は、あなたの肩書や、美しい容姿、
何ができて、何を持っているかといった外側しか見ないかもしれません。
しかし、そんなものであなたの価値は決められません。
あなたは生きているだけで美しい存在です。
あなたがいる世界は、あなたがいない世界とまったく違うのです。
本当は無理していませんでしたか。
疲れてヘトヘトだったりしませんか。
特に私のように、虐待されたりした人は疲れも感じないかもしれません。
飛行機、新幹線、特急列車で突っ走ってきた方、
鈍行列車に乗り換えて、ぼ~~~~~~っと景色を見てみましょう。
道端の小さな花もキラキラ輝いていますよ。
私もぼ~~~~っとしています。
あなたは愛されるために、何もする必要はありません。
tomo