インターネット依存の原因

tatsuです。

今、東京で大学院の授業を受けています。家族やカップルの心理療法について学んでいるのですが、興味深い話をたくさん聞いていてあっという間に時間が過ぎていきます。とても良い学びになりそうです!

今日はちょっと息抜きに、ブログの記事を書いてみようと思いました。

来月から本格的に修士論文を書き始めるのですが、今はそれに向けて少しずつ準備をしています。修論では複雑性PTSDについて書こうと思っていたのですが、リサーチしていると”複雑性”PTSDなだけに症状や原因が複雑すぎて論文初心者の僕には難しく感じてしまい、違うテーマを考え始めました。複雑性PTSDは僕が勉強したい分野ですが、大学院修了後に時間をかけて研究しようと思います。

そこで僕が気になっているのがインターネット依存(internet addiction)です。

みなさんは1日にどれくらいスマートフォンを触っていますか?インターネットを見ている時間は合計何分くらいでしょうか?日本では全体のインターネットの使用率は80%を超え、ほとんどの日本人がスマートフォンを所持しているというデータがあります(総務省通信動向調査より)。

また、総務省が報告している「高校生のスマートフォン・アプリ利用とネット依存傾向に関する調査報告書」によるとネット依存傾向の高い高校生は1日にSNSを見る時間が約110分、SNSに書き込む時間が約80分利用しています。それ以外にもオンラインゲームや動画投稿サイトを見る時間があるので、非常に長い時間ネットを利用していることが分かります。

大学の文献を色々と検索してみると、インターネット依存に関する論文はたくさん出てきます。しかし、まだ研究段階です。近いうちに効果のある介入法ができたり、インターネット依存になる原因や診断基準についてより詳しい情報が発表されると思います。

インターネット依存についての最新の論文を読んでいて興味深いなぁと思ったことがいくつかありました。

①女性よりも男性の方がインターネット依存になりやすい
☆国内だけに限らず、中国や韓国、欧米でも同じ傾向があります。
②両親との愛着に不安がある(見捨てられる不安を感じている)ことがインターネット依存に関係している。
男性は母親、女性は父親との愛着に不安があるとインターネット依存になりやすい。
③インターネット依存の人は抑うつ、不安、ADHDの数値が高い。
(ADHDとは注意欠陥多動性のことです。不注意や多動性・衝動性が目立つということです。)

インターネット依存は愛着の不安が一つの原因となっているようです。愛着は人間が健康な生活をしていく上で必要不可欠なものです。それが欠けているのでインターネットで埋めようとしているのかもしれません。

それならば、セラピーでセラピストと愛着関係を築いたり、グループセラピー(インターネット依存の人を集めて、セラピストがファシリテーターとなってみんなでインターネット依存について考えたり、励ましあったりすること)をして、自分に欠けている部分を埋めていければ良くなると思います。

人には親密な人間関係が必要だと思います。親密な人間関係とは、なんでも遠慮せずに話すことができる関係のことです。困ったときに頼れる関係です。

「人に頼ることは弱い人間のすることだ」と教育を受けてきた人は結構いると思います。自分の力でできるのであれば、すればいいと思いますが、自分にできないことまで自分一人でやるのは大変です。自分にできること、できないことを理解し、自分にできないことを人に頼るのはとても良いことです。これができる人は強い人だと僕は思います。

これからも勉強して学んだことを紹介できたらなと思います。とりあえず、夏の集中講義がんばります!

tatsu

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