tomoです。
今日は「組織」について、また「良い集団と悪い集団」について書きたいと思います。
今日は冷たい雨の1日でしたが、心はとても温かい1日でした。
私の新しい職場では、私ともう1人のパートナーで何人かを見ている形態ですが、まだ始まって間もない新体制に試行錯誤しています。
組織というものの変遷を考える時、スタートした時期はちょうどハネムーン時期のようです。何もかもよく見え、気を使って傷つけるようなことは言わず、これからの期待とうれしさでいっぱいです。しかし残念ながらその時期も永遠には続くわけではなく、ジワジワと本質が出てくるんですね。心の中で思っていること、その人自身の本質や価値観、過去の傷、思考傾向など、中にあるものが表に現れてきます。葛藤期の到来です。この時期にはいろいろな葛藤や悩みなどが出てきて、問題に直面する必要が出てきます。そしてそれらの問題を解決・改善していくと、成熟期が訪れ、さらに成長した組織になる、もしくは組織変化というようなことが起こります。
私の職場では、ちょうど葛藤期に差し掛かってきたかなというところです。これまでは1人1人の表の顔や言葉しか見えなかったところが、心の中の色が次第に表に現れてくるようになってきて、不安・不満・うれしさ・怒り・やる気・向上心などという感情と、その背景にあるその人自身が歩んできた道、というのが重なって、それぞれが立体的でカラフルになってきているのを見て、とても面白いなと思っています。
いろんな個性のある人間が1つの組織で働く際、その人の強み・弱み、スキル、仕事に対する目的は、人それぞれ異なります。またやり甲斐を感じるポイントも異なり、「達成感を感じてやり甲斐を感じる人」、「数字や結果を出してやり甲斐を感じる人」、「人に感謝されてやり甲斐を感じる人」、「自分が何かを学んだり習得したりなどしてやり甲斐を感じる人」など、これも様々です。
個性があって素晴らしいし、個性は天から与えられた宝物だと思います。
それを1つずつパズルのように組み立てて、1つの大きな絵になるように心がけていくのがリーダーだと思います。そして良いリーダーは、1つ1つのピースを壊さずに、最大の良さを発揮できる方法で、ベストな位置にはめ込め、また成長させられる人だと思います。
1人1人がイキイキとHappyに仕事ができるようにするためにはどうしたらいいか、いかにして心の声を聴き、よい雰囲気つくりができるかについて、今日はパートナーと真剣に語り、考えられたとてもいい1日でした。
そこで頭に思い浮かんだ、最近学んだ「良い組織」と「悪い組織」についてシェアしたいと思います。
【うまく機能している良い集団】
・グループの利益と個人の利益がほぼ同じ方向を向く
・違いを尊重する
・反対意見も許される
・個人が意見やアイデアを出しやすい雰囲気がある
【機能不全の悪い集団】
・グループの利益と個人の利益が一致しない
・グループ規範が強すぎ、柔軟性がなく、反論は許されない
・カテゴリーエラー(話の論点がすり替わる)が起こる(例:悩みを打ち明けてるのに精神論を説くなど)
・コミュニケーションがあったとしても、ディベート型コミュニケーション(罵る、声が大きい方が勝つなど)がほとんど
あなたの集団はどうでしょうか。
意見を言いやすい雰囲気でしょうか。安心感、違いや多様性を認める雰囲気がありますか。悪口や陰口が蔓延していないでしょうか。「意見」と「その人自身」を分けて話し合いができるでしょうか。権威的なリーダー、もしくは無責任なリーダーなどに困ってはいないでしょうか。
事実、あまり良い集団というものを目にする&耳にする機会は多くありません。
「ブラック企業」の影で心病む人が増えているというニュースは、遠い国のことではありません。私たちの身近で起こっていることです。日本には、安心して本音を話せ、自分の良さを恐れずに発揮でき、励まし合い支え合って同じ目的に向かって励めるような集団がもっともっと必要ですね。
ちなみに、悪い集団に属している場合の対処方法としては、「環境を変える」がベストだと思います。変な集団からは戦わずに逃げるが勝ち~~!良い集団に早くうつりましょう。
まずできることは小さなことから。自分の回りに対しては良い集団作りを心がけたいですね。
tomo