ひきこもり問題が解決しない理由

tatsuです。

今日のテーマはひきこもりについてです。世間では8050問題が問題になっていますが、世の中にはどれくらいのひきこもりがいるのでしょうか。

内閣府の調査では中高年(40歳以上)のひきこもりが約61万人、15歳から64歳までのひきこもりの総数は100万人を超えるとしている。その半数以上が専門機関に相談しに行かないというデータも出てきている。

厚生労働省はひきこもり対策推進事業を創設し、ひきこもりやその家族に対する支援を行っている。しかし、その数は減っておらず高年齢化し、問題解決に結びついていないように思う。

ひきこもりが親を刺し殺したり、全く関係ない人々を襲撃したりする事件が起きている・・・。親がひきこもりを殺害する事件も起きている。

果たして、ひきこもりに怯えている親はどれくらい全国にいるだろうか。「お前のせいでこうなった」、「オレの人生を返せ」と、親を責め続けるひきこもりに怯えている親はたくさんいるのではないだろうか。

 

ひきこもりは親の問題なのだろうか。親が愛情を持って育てなかったからひきこもりになってしまったのだろうか。なぜひきこもりはひきこもるのだろうか。

 

僕はひきこもり問題が解決しない理由は日本社会や日本の文化にあると思っている。

日本社会には自由がない。自由がないことに気づいた人がひきこもるのだと思っている。

 

好きな仕事を選び、好きな人と結婚し、好きな場所に住み、好きな宗教を信じる自由。

これがないのは「人権」がないのと同じだ。果たして、日本社会に人権はあると言えるのだろうか。

 

多くの人は好きな仕事を選ぶ自由がない。何か自由にやろうとすると必ず「周りの目」が邪魔をする。

「周りが認めてくれること」しかすることはできない。子どもが学校や仕事を選ぼうとする際、子どもは自由に進路を決められるだろうか。子どもにとって良い道ではなく、親にとって都合の良い道に子どもを導いていないだろうか。

好きな人と結婚する自由もない。そこには親や親戚の目があり、好きな人と結婚をさせてもらえない。もっと言うと、子供を持つか持たないかの選択肢も与えられない。結婚したら子どもがいるのは当たり前。いないと不思議な目で見られ、場合によっては責められる。

 

いろんな人の「目」を気にする生活は、まるで刑務所で生活しているようである。

ひきこもりは、そういった場所から自由になるために部屋にひきこもったのではないだろうか。自分の部屋でひっそり暮らせば少なくとも人の目を気にする必要はないのだから。

 

ひきこもりが親を殺害する理由として考えられるのは、本来与えられるべきその人の自由を与えなかったからだと思う。

自由を奪うということは、その人の人生を奪うのと同じである。その怒りは計り知れない・・・。

 

では、ひきこもり問題を解決するために何をしたらいいのだろうか。

僕はまず、この問題の根っこにある文化的背景に日本人が気づくことが大切だと思っている。日本にだけで生活しているとなかなか気づけないことだと思う。

みんなが自分の主体性を大事にできる社会。

勝ち組とか負け組とか、そういう風に人を評価するのではなく、その人のありのままが認められる社会。

「人の目」を気にしなくていい社会。

変化しなければならない時がきているような気がする。

 

tatsu

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