父親・男性

父の愛②

tatsuです。あけましておめでとうございます!

2018年はどのような年になるのでしょう。この一年、神様がどのように導いてくださるのか楽しみです。

 

年末は2017年を振り返っていました。1年を振り返って僕の中で一番大きかったのは僕と父との関係の回復です。意見の不一致から僕と父との関係は良くありませんでした。2年くらい前からお互いに連絡することなく、絶縁状態が続きました。昨年の9月、義父の葬儀をきっかけに両親と再開し、それから少しずつ関係が回復しています。父は僕が連絡していない間に愛情深い人になっていました。それは以前の父からは想像できないことです。

義父が危篤状態であったときに父と病院で再開し、そこで父の僕に対する思いを聞きました。「困った時はどんなときでも連絡してほしい。やれることは何でもやるから。息子のことをサポートしたいと思っているから。」と、涙を流しながら僕に訴えていました。僕はその姿を見て泣いてしまいました。父からの愛を初めて感じたからです。

父はこの2年の間に起こったことを話してくれました。昨年の5月、父に癌が見つかり、「人生が終わった」と思ったそうです。死を意識せざるを得なくなり、頭が真っ白になったそうです。

手術を受けるために10日間の入院をし、父は死を目の前にしてこう思いました。

「お金、地位、名誉は自分の命を救ってくれない。自分が大切にしなければならないものは家族だ。」

入院中、ベッドで息子である僕の顔を思い出したそうです。父と再開したとき、父は目に涙を浮かべながら僕に気持ちを伝えてくれました。以前の父とは別人。愛情に溢れた心の優しい人になっていました。僕はこのことが嬉しくてたまりませんでした。

 

それから父を僕が住んでいる場所に呼んで食事をしたり、僕の誕生日パーティーをしたり、僕の行きつけのジャズバーに一緒に行って僕のサックスを聞いてもらいました。

僕の家に初めてきた時、父は特別なワインを持ってきてくれたのですが、僕の家に入っただけで涙を浮かべていました。お祝いのワインを飲みながら、ずっと僕の話を聞いてくれました。父とこんなに話したのは生まれて初めてかもしれません。

ジャズバーでは僕のサックスを涙を流しながら聞き、「本当に上手になったなぁ」と褒めてくれました。父に褒められたことがほとんどなかった僕は、この言葉を聞いて泣けてしまいました。

父はこれまで自分の子どもを褒めることをしてきませんでした。父も褒められてこなかったからだと思います。やられてこなかったことを人にやっている父を僕は尊敬しています。

 

父を見ていて思うことがあります。人生の成功とは何でしょうか?

本当の人生の成功とは「愛のある家族関係」だと思います。

 

企業戦士だった父にとって、癌になる前は出世やお金が人生の成功だったのだと思います。事業に成功すること、お金持ちになることが人生の成功だと思っている人は多いのではないでしょうか。父は癌になって大切なことに気づきました。お金や名誉は人を幸せにできません。人を幸せにするのは愛だけです。だから一番家族を大切にしなければならないのです。僕は愛を行動に移している父を心から尊敬しています。

 

2017年は僕にとって大きな、記念すべき年でした。

父の愛は僕にとって最高のギフト。このギフトを与えてくださった神様に感謝しています。

 

2018年はどんな一年になるんだろう。神様に期待して毎日を大切に、家族との時間を大切に過ごしていきたいなと思っています。

 

tatsu