病を患っている本人ではなく、家族が病院にくることの意味

tatsuです。

臨床実習も残り3ヶ月となりました。長いようであっという間に感じます。この実習で学んだことを少しだけ紹介したいと思いました。

精神科には様々な病を抱えた人がきます。うつ病、パニック症、不安症、依存症などです。生きるのが辛くて治療を受けに、または相談しに病院にこられます。本人が病院に直接くるケースだけではなく、本人が治療を拒否しているために家族が相談にくるケースもたくさんあります。

病を患っている本人が一番苦しんでいるとは思いますが、一緒に住んでいる家族が苦しんでいる姿を僕はたくさん見てきました。そして、家族の方々が病院で病に対する知識を得たり、抱えている不安や葛藤を心理士に吐き出すことで家族の方々が変化し、病を患っている本人が少しずつ変化していく様子を聞いてきました。

本人が病院に来なくても、家族が病院にくることで本人に治療的な効果があるというのは僕にとって発見でした。(この効果は家族システムという理論で説明できます。いつか家族システムについての記事を書きます!)

もちろん本人が病院で治療を受けることが一番効果があるとは思いますが、それができない場合でも家族内のだれかが外に助けを求めることで少しずつですが変化が生まれます。家庭内の誰かが助けを求め続け、外部の組織(病院や相談機関など)に対してオープンになることが大事です。

そして何より自分を大切にすること。セルフケア(自分自身の世話)をすることです。

家族の中に病気で苦しんでいる人がいると「自分だけセルフケアして楽になっていいのか」と罪悪感を感じてしまうかもしれません。苦しんでいる家族の気持ちを理解することはとても大事ですが、自分のケアをしないと共倒れになってしまいます。

セルフケアをしていいと思えるかどうかは重要なポイントになってくるように思います。

本人も辛いと思いますが、家族の方々も辛いと思います。どうか一人で抱え込まないでくださいね。外に助けを求めてください。家族の中の誰かが助けを求め続ければ、きっと状況は変わります。

tatsu

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